ミノルタ独自シューの接触不良問題
コニカミノルタのデジタル一眼(α-7 DIGITALとαSweet DIGITAL)のシューは、それまでの「ミノルタ独自シュー」を採用している。
撮影機材:SONY A57(SLT-A57),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8
ミノルタ独自シューはSONY移行後も引き継がれ、α700(DSLR-A700)、α900(DSLR-A900)、α55(SLT-A55V)、α57(SLT-A57)などは、ミノルタ独自シューを採用している。
撮影機材:SONY α77II(ILCA-77M2),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8
しかし、α99(SLT-A99V)以降、新規格の「マルチインターフェースシュー」に変更された。
撮影機材:SONY A57(SLT-A57),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8
新シュー(マルチインターフェースシュー)で旧シュー(ミノルタ独自シュー)に対応したアクセサリ(ストロボなど)を使うには、シューアダプター(ADP-MAA)が必要となる。
α99(SLT-A99V)にはシューアダプター(ADP-MAA)が付属するが、それ以外(α77II,ILCA-77M2)などには付属しないので、別途購入する必要がある。
撮影機材:SONY A57(SLT-A57),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8
ミノルタの独自シューには4つの接点があるが、接点が凹んでいるものと、凹んでいないものがある。
デジタル一眼は凹んでいないが、DiMAGE Z3のようなデジカメは凹んでいるようだ。
撮影機材:SONY α77II(ILCA-77M2),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8
凹んでいる場合でも、独自シューに対応したアクセサリなら問題なく装着可能だが、接触不良が起こりやすいと言われた。
接点が押されることにより凹み、接触しなくなるというものだ。
撮影機材:SONY α700(DSLR-A700),SONY DT 30mm F2.8 Macro SAM(SAL30M28)
なお、凹んでいないものでも接触不良は起こりやすく、ストロボを付けたまま横位置や縦位置に変えると接触不良となり、ストロボマークが消える(ストロボが認識されない)という経験がある。
このような問題をSONYが認識していたかは知らないが、上記のようなシューの変更が行われた。
接触不良の解消が主目的ではなく拡張性を考えてのものだろうが、新シュー(マルチインターフェースシュー)の繊細さには気を使うね…
撮影機材:SONY A57(SLT-A57),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8
保護キャップがなければ、スグに逝きそうだ。
関連:α77II(ILCA-77M2) マルチインターフェースシューとシューアダプター (ADP-MAA)