KONICA MINOLTA αSweet DIGITAL [DG-5D,APS-C,CCD,610万画素]

KONICA MINOLTA αSweet DIGITAL
撮影機材:SONY α700(DSLR-A700),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8

αSweet DIGITALは、2005年8月19日に発売された。

型式はDG-5Dであり、北米ではMaxxum(マクサム) 5D、欧州ではDynax(ダイナックス) 5Dと呼ばれる。

KONICA MINOLTA から発売されたデジタル一眼の第二弾。

翌年の2006年に、コニカミノルタはフォト事業から撤退することになるのだが。

第一弾は、2004年11月19日に発売された、α-7 DIGITALね。

α-7 DIGITAL同様、ボディ内蔵手ブレ補正機構「Anti-Shake」を搭載。

撮像素子はAPS-Cサイズ。

有効画素数は約610万画素。

連写速度は秒間3コマ。

記録メディアはコンパクトフラッシュ(CF)。

本機のカラー展開はシルバーとブラックだが、両方とも持っている(笑)。

KONICA MINOLTA αSweet DIGITAL
撮影機材:SONY α900(DSLR-A900),MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8

610万画素であり、今やスマホのカメラより低いが、WEB用途では十分であり、色も悪くはないので、レンズがよければ、下のような写真も撮れる。

SONY α77II(ILCA-77M2)

だが、ミノルタ伝統の激遅かつ焦わないAFと、「シャコン!シャコン!」という情けないシャッター音で、撮る気が失せてしまう。

関連:αSweet DIGITAL(DG-5D,Maxxum 5D,Dynax 5D)のシャッター音 [最高約3コマ/秒]

最悪と言っていいほどのシャッター音。

シャコン、シャコン、車庫ン、蝦蛄ン…

さらに、背面液晶の解像度が低いため撮影画像の詳細チェックは不可能であり、ファインダーの質も低い。

コニカミノルタが撤退していることもあり、中古品が1万円以下となっていることもあるが、入手はオススメしない。

本機を使い続ける点で心配なバッテリー(NP-400)だが、ペンタックス(K10D,K20D)のD-LI50やシグマ(SD14,SD15,SD1,SD1)のBP-21,BP-22が使用可能。

関連:NP-400(コニカミノルタのデジカメ用充電池)の入手性だが、コニカミノルタは既にカメラ事業から撤退しており…

ただ、そのいずれも現行機種ではないので、不安なら今のうちに入手しておくのも手。

私は純正の未使用品を1つ持っている。

デジタルカメラは、バッテリーがなければ動かないからね。

なお、コニカミノルタのフォト事業を引き継いだソニーから発売されたα100(DSLR-A100)は、画素数は1020万に上がっているものの、その他はαSweet DIGITALとほぼ同じ。

ソニーの製品ではあるが、中身はコニカミノルタと言えよう。