OLYMPUS STYLUS XZ-2のアートフィルターブラケット撮影とその設定方法
オリンパスのデジタルカメラであるXZ-2に内蔵されている、11種類のアートフィルター。
1 ポップアート
2 ファンタジックフォーカス
3 デイドリーム
4 ライトトーン
5 ラフモノクローム
6 トイフォト
7 ジオラマ
8 クロスプロセス
9 ジェントルセピア
10 ドラマチックトーン
11 リーニュクレール
関連:STYLUS XZ-2のアートフィルターの作例 (レビュー)
ある対象を、複数のアートフィルターで撮っておきたいことがある。
ブラケット撮影をART BKT(アートフィルターブラケット撮影)にしておくと、1回の撮影でアートフィルターを施した複数の画像を記録できる。
ART BKTについては、取扱説明書の57ページに記載がある。
関連:XZ-2の取扱説明書
1回の撮影(シャッター1回押し)なので、構図を全く同じにできる。
シャッターを押した後は、撮影は終了しているので、カメラを動かしても問題ない。
ART BKTで撮影できるのは、11種類のアートフィルターと、Natural(ナチュラル)、Vivid(ビビッド)、Flat(フラット)、Portrait(ポートレイト)、モノトーンの合計16種類。
しかも、それぞれのON/OFFを設定できるという細かさ。
ART BKTの難点は、次の撮影が可能になるまでに時間がかかること。
全ての処理が終わるまで、次の撮影ができない。
電源のOFFももちろんできないので、レンズが出たままとなり、カバンにしまうこともできない。
フィルター処理には時間がかかるので、仕方がないのだろうが。
そのため、明らかに不要なアートフィルターは、上記の選択でOFFにしておくのがいいだろう。
個人的には、リーニュクレールは明らかに不要だ。
他にも、XZ-2のブラケット撮影には
・AE BKT(AEブラケット撮影) 露出を変えて撮影
・WB BKT(WBブラケット撮影) ホワイトバランスを変えて撮影
・FL BKT(FLブラケット撮影) フラッシュ発量を変えて撮影
・ISO BKT(ISOブラケット撮影) ISO感度を変えて撮影
がある。
これらのブラケット撮影は他社のカメラにもあるだろうが、フィルターのブラケット撮影は珍しいだろう。
XZ-2所有者でも、フィルターのブラケット撮影ができることを知らない人もいるのでは?
XZ-2はかなり細かい設定ができるので、普段説明書を読まない人も、一度目を通し、MENUボタンを押して設定を調べてみることをおすすめする。
関連:XZ-2の取扱説明書