SONYの「はじめてレンズ」入門用単焦点レンズ4種(SAL35F18,SAL85F28,SAL30M28,SAL50F18)
「はじめてレンズ」とは、SONYが「入門用」として位置付けるレンズのこと。
2014年時点で、以下の4種類が用意されている。
・SONY DT 35mm F1.8 SAM(SAL35F18)
・SONY 85mm F2.8 SAM(SAL85F28)
・SONY DT 30mm F2.8 Macro SAM(SAL30M28)
・SONY DT 50mm F1.8 SAM(SAL50F18)
入門用なので、実売価格はいずれも1万半ば円~2万数千円と安価だが、その実力はなかなかのもの。
キットレンズを購入した初心者が、プラスアルファとするのに向いている。
中級者以上でも、ZEISS(ツァイス)など、より上位の同類レンズを持っているなら不要だが、持っていないなら購入してみるのもいいだろう。
私も、この中の2種類(SAL85F28とSAL30M28)を持っている。
なお、DTと付くのは「DTレンズ」のことで、APS-Cサイズ専用レンズである。
SONY α900(DSLR-A900)やα99(SLT-A99V)などのフルサイズ機にも装着できるが、自動的に中央がクロップされ、焦点距離が1.5倍となる。
フィルム機の場合はクロップはされないが、周囲に黒枠ができることになる。
■SONY DT 35mm F1.8 SAM(SAL35F18)
35mmとあるが、DTレンズ(APS-Cサイズ専用)なので、35mm換算で52.5mmとなる。
APS-Cサイズカメラ使用で50mm単焦点を求める場合、このレンズがいいだろう。
最短撮影距離が23cmと短いので、ブツ撮りにも向き、使用範囲は広い。
■SONY 85mm F2.8 SAM(SAL85F28)
「はじめてレンズ」4種の中で、唯一のフルサイズ対応レンズ。
85mmという焦点距離から、ポートレートに向く。
F2.8という明るさとボケを生かそう。
花の撮影に使用したこともあるが、85mmと長く、最短撮影距離も60cmと長いので、あまり向かなかった。
上を目指すなら、SONY Planar T* 85mm F1.4 ZA(SAL85F14Z)があるが、ZEISSであり、値は格段に上がる。
■SONY DT 30mm F2.8 Macro SAM(SAL30M28)
最短撮影距離が12.9cmと短いマクロレンズ。
SONY α700(DSLR-A700)に装着、ブログ用のブツ撮りカメラとしており、使用頻度は高い。
■SONY DT 50mm F1.8 SAM(SAL50F18)
最短撮影距離は34cm。
50mmとあるが、DTレンズ(APS-Cサイズ専用)なので、35mm換算で75mmとなる。
APS-Cサイズのカメラで50mmとしたいなら、35mm換算で52.5mmとなるSONY DT 35mm F1.8 SAM(SAL35F18)を選択しよう。
35mm換算で75mmという焦点距離を考えると、はじめてレンズの中では、微妙な存在?
フルサイズ機で50mmを求めるなら、SONY 50mm F1.4(SAL50F14)がある。
さらに上ならSONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM(SAL50F14Z)があるが、ZEISSであり、値は格段に上がる。
BODYに付いてきたズームレンズに飽きたら、次は単焦点だ。
この4つの中から、自分の用途に合ったものを選ぼう。
ズームレンズのズーム内にはじめてレンズの焦点距離が含まれているといっても、画質は大きく異なる。
単焦点レンズは、その焦点距離のみに画質を集中して設計できるしね。
ズームレンズと単焦点レンズの画質が同じなら、単焦点レンズは存在しないハズだ。
個人的にオススメなのが、私も所有し使っている、SONY DT 30mm F2.8 Macro SAM(SAL30M28)。
マクロ撮影が可能なので、ブツ撮りに重宝している。
私のカメラ用途だと、ブツを撮ってブログに載せることが多いからね。
最短撮影距離が長いレンズだと、ブツから離れないとピントが合わず、その分ブツが小さくなってしまい、細部を伝えることができない。
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