例のグラボと補助電源に関する注意事項 – 6ピン1本でOK?

パソコン工房などで 5,980円(税別) 6,458円(税込) で売られている「例のグラボ」だけど、

以下の手順で改造し、WQHD(2560×1440)の60Hzで表示できるコトを確認し、今はFHD(1920×1080)の60Hzで、サブマシンで動かしている。

関連:例のグラボのジャンパー配線改造だけでもWQHD(2560×1440)表示が可能だった件

フォで、電源であるが、サブマシンなンで、6ピン1つしかないが、そンでも動いてる。

WQHD(2560×1440)の環境下で、重いゲームで90%以上の負荷をかけても問題はないようだが…

GPU負荷_WQHD_例のグラボ

「例のグラボ」の補助電源は8ピン1つであるが、6ピン部分に挿してるだけね。

補助電源_例のグラボ

他のRX470搭載のグラボ/ビデオカードは、6ピン1つ(150W未満)のが多いので、オーバークロックなヅォせンかったら、6ピン1つでも何とかなりそう。

PCIe(PCI Express)×16にビデオカードを挿すと、マザーボード(M/B)から、最大で75Wを供給できる。

これで不足するビデオカードのために、「補助電源」というモノが存在する。

補助電源により、6ピン1つで75W、2つで150W、8ピン1つで150W、2つで300W、3つで450W(規格の最大)まで供給可能。

つまり、マザーボード供給分も含めると、以下のようになる。

・補助電源ナシ:75Wまで 1050Tiなど
・6ピン1つ:75W(M/B)+75W(補助電源)=150Wまで
・6ピン2つ:75W(M/B)+75W(補助電源)+75W(補助電源)=225Wまで
・8ピン1つ:75W(M/B)+150W(補助電源)=225Wまで
・6ピン1つと8ピン1つ:75W(M/B)+75W(補助電源)+150W(補助電源)=300Wまで
・8ピン2つ:75W(M/B)+150W(補助電源)+150W(補助電源)=375Wまで
・8ピン3つ:75W(M/B)+150W(補助電源)+150W(補助電源)+150W(補助電源)=525Wまで(規格の最大)

当然、使っている電源が、これだけの電力を供給できるかを確認しておく必要がある。

で、「例のグラボ」にRX580のBIOSを入れるようなイクァグァワシー行為が散見されるが、性能が上がると同時に消費電力も増加、150Wを超過する可能性がアルので、6ピン1つでは危険だ!

RX580搭載のグラボ/ビデオカードは、8ピン1つ(225Wまで)や6ピン1つと8ピン1つ(375Wまで)なので、6ピン1つ(150Wまで)では不足するだろう。

当然、BIOSを替えるだけであり、完全にRX580になるワケではないから、RX580が求めるW数が必要になるとも言ゑナゐが。

以下のDUAL-RX580-O8G(ASUS)の補助電源は、8ピン1つだ。

ASUS AMD RX580搭載ビデオカード DUAL-RX580-O8G
ASUS AMD RX580搭載ビデオカード DUAL-RX580-O8G

以下のRadeon RX580 ARMOR MK II 8G OC(MSI)はオーバークロックモデルであるが、これも8ピン1つだ。

MSI Radeon RX 580 ARMOR MK II 8G OC グラフィックスボード VD6544
MSI Radeon RX 580 ARMOR MK II 8G OC グラフィックスボード VD6544

BIOSを替えてRX480やRX570にする場合でも、同様に電源問題を考える必要がある。

# 「例のグラボ」はスイッチ切替で、4種のBIOSを保持できる模様。

8ピンがないとなると「変換ケーブル」を考えてしまうが、ペリフェラル2つを8ピン1つにするような変換ケーブルがあるが、電源によっては供給不足となり、危険だろう。

StarTech.com 2x ペリフェラル電源コネクタ(4ピン/オス) – PCI Express電源コネクタ(8ピン/オス) 変換アダプタケーブル 15cm LP4PCIEX8ADP
StarTech.com 2x ペリフェラル電源コネクタ(4ピン/オス) - PCI Express電源コネクタ(8ピン/オス) 変換アダプタケーブル 15cm LP4PCIEX8ADP

以下のような、+12Vのレーンが複数に分かれている電源だと、供給が不足してしまう危険性がアルからね。

Abee_S-450EB_電源

AQTIS_AP-500CKM_電源

関連:悲惨杉流電源ユニットのハナシ AQTIS AP-500CKM

で、6ピン2つを8ピン1つにする変換ケーブルがあるが、これなら問題はないハヅだ。

6ピンが2つ付いている電源というコトは、75W×2=150Wを補助供給できるというコトであり、ソレを8ピン1つ(150W)にシタトコロで、値は同じ(150W)だからだ。

6ピン2つを8ピン1つにする変換ケーブルはナカナカ見ないが、BULLET(ブレット)のPWV09がある。

PCI Express用電源変換ケーブルPWV09
PCI Express用電源変換ケーブルPWV09

ムァ、このような変換ケーブルを買うよりも、最初から8ピンのある電源を買った方がよい。

玄人志向の400Wなら、三千数百円で買える。

玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+
玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+

350Wでよいのなら、サーマルテイクの以下が同価格帯でアル。

Thermaltake Smart 350W -STANDARD- PC電源ユニット PS622 PS-SPD-0350NPCWJP-W
Thermaltake Smart 350W -STANDARD- PC電源ユニット PS622 PS-SPD-0350NPCWJP-W

電源新調がよいのは分かるのだが、サブマシン用途等で使う場合、そンなもンに電源を用意するのもアレ(メインマシンのオサガリが普通)だからヌェ、変換ケーブルという選択肢もアルッてコトで。

なお、6ピン1つ(75W)を8ピン1つ(150W)にするという、ワクェの分からなゐ、危険杉流変換ケーブルもあるので注意!

「例のグラボ」の改造のヤリ方(必要物や手順)は、全て以下の動画にある。

「例のグラボ」は通販でも買えるので、ナクナル前に入手を!

パソコン工房:5,980円(税別) 6,458円(税込) 「RX470」で検索!

「例のグラボ」で検索しても出ナゐンでwwwww

関連:例のグラボのジャンパー配線改造だけでもWQHD(2560×1440)表示が可能だった件

関連:[MSI] GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC 開封レビュー [NVIDIA]

関連:GeForce Experience の NVIDIA ShadowPlay(Share) による録画方法詳解

関連:Intel HD Graphics(内蔵ビデオ,iGPU,QSV)とビデオカード(NVIDIA GeForce,NVENC)を共存させる方法

関連:EB321HQUBbmidphxの購入とレビュー① [Acer,31.5型,WQHD(2560×1440),液晶モニター]

PCI Express用電源変換ケーブルPWV09
アルファシィーン
売り上げランキング: 146,600
玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+
玄人志向 (2015-07-17)
売り上げランキング: 1,266
Thermaltake Smart 350W -STANDARD- PC電源ユニット PS622 PS-SPD-0350NPCWJP-W
Thermaltake (2016-05-04)
売り上げランキング: 2,328
ASUS AMD RX580搭載ビデオカード DUAL-RX580-O8G
Asustek (2017-06-30)
売り上げランキング: 12,489
MSI Radeon RX 580 ARMOR MK II 8G OC グラフィックスボード VD6544
MSI COMPUTER (2018-03-17)
売り上げランキング: 9,767