CASIO EXILIM PRO(カシオエクシリムプロ) EX-P600 – 2004年4月17日発売
カシオのデジタルカメラであるEX-P600は、エクシリム「PRO」として登場した高級モデル。
発売は2004年4月17日であるから、10年以上前のカメラだ。
コンデジとしては大きく分厚いが、画質にこだわったモデルだ。
コンデジでありながら、光学ファインダーを搭載。
外部ストロボのシンクロ端子を搭載するなど、他のコンデジとはグレードが異なる。
通常コンデジは、オートフォーカスにコントラスト方式を使うが、EX-P600はそれに加え、位相差センサー方式も併用する。
正面向かって左、ロゴの右隣にある「二つの目」が、位相差センサーなのだ。
レンズは光学4倍で、キヤノンのモノを採用。
このような高級仕様であるEX-P600は、現役で使いたいモデルのひとつなのだが、残念ながら退役。
理由は、先に書いた、内蔵フラッシュチャージエラーの問題。
動画の30秒付近で内蔵フラッシュチャージエラーが発生する。
関連:EX-P600(カシオエクシリムプロ)の内蔵フラッシュの故障 – 延々とチャージが終わらずエラーとなる
ストロボ撮影はあまりしないが、精神的に引っかかるのでね…
また、使用頻度の高いEXボタンが、落ち込んで使用不可になっていることも理由である。
これは、EX-ZR400のところでも書いたが、ボタンの裏側の突起が折れたのが原因。
関連:カシオのEX-ZR400のシャッター故障とその修理② – シャッター裏面の突起折れが原因
関連:カシオのEX-ZR400のシャッター故障とその修理① – シャッター裏面の突起折れが原因
このツクリは、カシオは今も昔も変わっていない。
ボタンは押すモノなのだから、力が加わるでしょ?
ということは、細い弱い突起じゃダメでしょ?
というコト。
もちろん、力いっぱい押し込んでいるわけではないが、それでもカンタンに逝ってしまう。
これがカシオの質である。
さらに、振動か何かでネジが飛んでいる。
ネジの欠落はカシオやカメラ限らず、ソニーのウォークマンなどでも見られるもの。
今ならプラスチックとするであろう部品も金属なのだが、使用しないとサビが出てくるね…
ネジも多数サビてきている。
EX-P600の後継として、EX-P700が登場したが、このシリーズはそこで終了した。
純正バッテリー(NP-40)は、大量にあるのだが。
関連:NP-40採用のカシオのデジタルカメラを使い続けてきた結果
今はNP-130やNP-130Aのカメラを使用しているので、数多くあるNP-40の出番がない状態だ。
関連:カシオのデジカメ「EX-P600」がEISAアワードを受賞
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